【サポートブックで良いスタートを切る】
子供ひとりひとりの特性や接し方をわかりやすく
まとめたノートのようなものです。
就学時などに担任の先生に渡すことで、
これまでの療育歴やパニックになった時の
接し方、お願いしたいこと などの伝達が
スムーズになり、補助の先生等への周知・
情報共有がしやすくなります。
私は、この春の入園時に、簡単ですが
サポートブックを作って入園式前に持参しました。
理由は、
園の先生方とのコミュニケーションを円滑にしたかったからです。
それと、私自身が「自己紹介」をすごく大切に考えているからです。
日々生活していると、いろいろな人と「初めまして」
のシーンに出くわしますが、
きちんと「○○を担当している○○です」と最初に名乗ってくれる人って
とても信頼できるし心が開きやすいです。
「自己紹介」をきちんとするだけで、
早く名前を覚えてもらう→いろんな先生から名前を呼んでもらう
と良い循環がうまれます。
これは私の社会人時代に学んだスキルです。
異動や配置換え、転職の時には、
いち早く職場の人の顔と名前を覚え、
たとえ関わりが薄い人でも、
「○○さん、はじめまして。○○部署に異動になりました
○○です」と全員に挨拶していました。
これだけで、その後のコミュニケーションがぐっと円滑になります。
長男はまだ喋れないので、自分で自己紹介はできないけれど、
園の先生方が早く長男の顔を覚えてくれて、
名前をたくさん呼んでくれたらいいなと思います。
それだけで園が少し居心地の良い場所になるかもしれない。
根回し、ではないけれど
それも親の役目のひとつかな、と思い行動しています。
サポートブックの話に戻りますが、
形式は自由で、写真やイラストを加えたり、
WEB上で簡単に作成できるツールもあります。
私が作ったサポートブックは、
- 生育歴(乳児期や健診結果・受診歴など)
- 食事について
- 好きな遊び
- 親の思い
の項目をつくりました。
食事については、好きな食べ物・食べられないもの
「たくさん口に詰め込みすぎる」などの癖や
「飲み込めずずっと口をもぐもぐしていたら、
ティッシュを渡して吐き出させています」など
困ったときの手助けの方法などを書きました。
”親の思い”は、率直に、診断が下りてから
今までの夫婦の思いや考えを記しました。
もし私が子供を預かる先生の立場だったら、
知りたいな、と思ったからです。
この保護者さんは、今どういう気持ちで、
園に来ているのか、受け入れて前向きなのか、
そうでないのか。何を求めているのか、
など事前にわかっていれば、接し方も
それに合わせて考えられます。
それから、家で普段遊んでいる様子を伝えたかったので、
写真を添えました。
スマホに保存している写真を簡単にシールにできる
アプリがあったので、それを使いました。
申し込んでから数日でポストに届き、
助かりました。
サポートブックを作る際に大切なポイントは、
「○○はこういうシーンで不安になります」
と書いた場合、それで終わらせずに
「では、どう対処したらいいのか」
をできるたけ記しておくことです。
○○が苦手です、うまくできません、
と書かれていても任されるほうは困ってしまいます。
○○が苦手ですという場合は、
→○○すれば食べられます。
○○の動作をサポートすると1人でできます
など、親が知っている情報をなるべく具体的に
伝えることが大切です。
私は、長男の担任が決まる前の段階で、園長先生に
お渡ししました。
結果、入園式にはすでにほとんどの先生が長男の
顔を覚えてくれていて、たくさん名前を呼んでもらえました。
担任の先生にも、「事前に読ませてもらいました。
すごくわかりやすくて助かりました!」と言ってもらえ、
式後の面談も「サポートブックを読ませてもらって
だいぶわかりましたので」と私たちだけ短時間で
終われました😊
次回は、登園1日目について書きたいと思います。